・「ニューシネマパラダイス」(PIW3)休憩を挟んで 「プリンスアイスワールド」はまだまだ続きます 第二部のトップバッターは本田武史プロ! 彼の現役時代の滑りはあまりみたことがなく 無駄なことはあまり言わずにジャンプの種類を淡々と判定していく 若いのに冷静沈着な解説者というイメージが強い ジャンプもまだまだどうして!だけど 特にイーグルの美しさが際立っていた チームの皆さんのショーを挟んで (以降、プリンスチームについては割愛)←ヒドイ 続いて登場したのは中野選手~!! 頭にティアラを被り アラビアのお姫様みたいな 腕や腰いたるところに金魚のしっぽのような ひらひら布のついた紫の衣装でご登場 清楚な衣装が多い中野さんにしてはデコラティブで 珍しいデザインだなと思ったら 滑り出してみてこのひらひらの意味が判明 中野さんお得意のスピンの場面になるとひらひらが 遠心力できれいに広がって綺麗なのです~ しかも!中野さんってば十八番のドーナッツスピンを 目の前で回ってくれました!! 回転スピード!軸!柔軟性!! どれをとってもデリーシャス!! すげえよ!中野さん! プロ前半での凛々しい表情 そして後半にみせる柔らかな笑み メリハリのある演技 中野さんは自己演出力が高いと思う 自分の強みも弱みも知り尽くしている その中で最大限の努力をしているスケーターという印象がある 「見た目は清楚だがベットに入ると野獣」…世の男はこんな女に弱いという… アグレッシブでシャープな滑りと清楚な雰囲気 派手さはないけれどハマるとやばい多面性 一筋縄ではいかないしたたかな女 中野さんは実は男好きするタイプだ…(←視点がエロすぎ) 彼女にはまだまだ開発の余地がある(←だから…エロイよ!!) 今後はめちゃセクシーで「悪女」な彼女を見てみたい * そ・し・て!! ついにキタキタ!!オーダーリン! 織田信成さまああ~(←萌え~) リンクは照明が落とされて リンク奥にある出入り口から 片手を上げた姿勢ですーっと滑りながら細長いシルエットが登場し hakaの斜め前でぴたりと止まった(←この時平然を装うが実は心中大興奮のhaka) 曲は「ニューシネマ・パラダイス」 hakaの青春が詰まった、思い出深い曲である 例の優しく美しいフルートのメロディーが流れてきて 眼の前の織田くんが長い腕を柔らかく振り上げて羽ばたき始めた…のだが なんと なーんにもないところでなぜか バランス崩して ずっこけそうになっとるがな 「えええええええっ!?」 おいおい!美しいメロディーに気持ち入りまくっていたのに いきなりソレかよオダリン!!と驚きのhaka しかしここからが凄かった・・・ 当のオダリンは「あちゃ~」っというカンジで 一瞬、苦笑いして またすぐに真顔に戻って 目の前をすごいスピードでさーっと飛んでいってしまったのだ 彼が起こした冷たい風が頬を撫でる 気がつきゃもう反対側のあたりで3-3跳んでる(3連続ではなかった) うああ、一流スケーターの滑りはこんなに速いのか・・・ そして曲調が変わり ストレートラインステップでまたhakaの目の前を飛んでいく織田くん 映画ではトトの揺れ動く心境が描かれていた緊迫したメロディー その心の嵐を表現した動きは一瞬たりとも止まらない 流れるように おおきく、柔らかく、伸びやかだ hakaが織田君の演技に注目するようになったきっかけは 06年NHK杯でのフリー 「チャイコフスキー交響曲第四番」の演技 ジャンプも柔らかくて綺麗ですばらしかったが それより何より 演技の中で随所に見せる 手足の長さも手伝った天性の伸びやかさと 空気みたいに軽くて淡い ちょっとコレ、ヤバいんじゃないか?ってくらいの(←何がどうヤバいんだ) 繊細でしなやかな動きに眼を見張った その後、彼のエンターティナーぶりやいろんな趣の演技を見て 本質を忘れてしまいそうになっていたけど 目の前での「ニューシネマ」の滑りを見ていちばん最初に感じた印象を思いだした 随所随所で見せてくれたあの雰囲気で一本のプロを作ると こんなにも繊細で美しいものが出来上がるのかと 改めて驚きのhakaである * 白と黒の衣装のせいかしら このプロを滑る織田くんは氷上に遊ぶ丹頂鶴のよう またhakaの目の前にさーっと舞い戻ってきて 白くおおきな翼を広げて跳ぶ いつもはその柔らかさが突出してみえる フェザータッチなジャンプだけれど この演技の中では馴染んで見えるのは 回転と着氷の柔らかさが曲と演技全体の柔らかさに調和しているから 織田くん本来の持ち味である しなやかさと柔らかさが生かされた良プロだと思う またもhakaの目の前で 始めてみる体制のシットスピンをご披露 こんなポジションもあったのか…まだまだ開発の余地があるね(←なんかエロイ) とまあ、ジャンプやスピンはもちろんだが この演技の何が素敵かというと それ以外の繋ぎの部分やステップなどの身のこなしも 優雅で美しいということだ 特にサーキュラーステップでの 投げ出した手足のしなやかさと 空気をふんわりと抱きしめるような 優しく美しい所作には 鳥肌が立った そして最後にhakaの前に飛んできたときの彼の表情… 完全にひとり彼方の世界に入っておりました… 相手(観客)の存在を意識し挑発し ともに高まっていくダンス「タンゴ」だからこそ あんなに官能的で色っぽい高橋ロクサーヌに比べて 織田ニューシネマには一切観客へのアピールが無い んなわけないけどそれをカンジさせない たぶん織田くんには観客は見えていない 誰の存在も気にしない、自由で伸びやかな孤高の舞は 触れてはいけないような静謐な色気に満ちていた * 滑り終わって観客に笑顔で挨拶する織田くんは いつもどおりの織田くんでした そしてhakaは目の前で会釈する織田くんを見ながら思いました フライボーイよ なかなか滑りこなせなかったチャイコとの格闘やカナダでの孤独な合宿は 決して無駄じゃなかったみたいだね その答えを今日、目の前で見せてもらった気がするよ きみの中に眠っていた新しい世界にやっと出会えたことが嬉しいし 今日のきみは今まで見たどんなきみより 「飛んでいた」よ。 ジャンル別一覧
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